「仕事と育児のしやすい職場」とは、どのようなものでしょうか?
考えていて、大きく2つのポイントがあることに気づきました。
ひとつは、「成果に応じた報酬体系」。
もうひとつは、「働き方の柔軟性」です。
■「成果に応じた報酬体系」
「長時間オフィスで頑張っている」から給与をその分たくさん支払うのではなく、労働時間に関係なく、行った仕事の「成果」にフォーカスして評価し、給与を決める、という方法です。
「成果主義」と言うと、
・自分のことだけをする
・部下や後輩への指導がおろそかになる
というネガティブな印象もあるかもしれませんが、「成果」の中に
・チームワーク
・部下や後輩への指導
という項目も盛り込んでおけば、スタンドプレーヤーだけが評価されるというリスクは回避できます。
ポイントは、
・朝から夜遅くまで頑張ってるから
評価するのではなく、
・会社にいる時間が短時間であっても
会社に貢献する「成果」を出している人をきちんと見て、評価することなのです。
■もうひとつが「働き方の柔軟性」です。
ここでいう「柔軟性」には、
・時間休、半休、全休など休みの取りやすさ
・働く場所
の2種類があります。
休みをどのくらい小刻みに取得できるかは、社の規定によるところが大きいでしょうが、いざという時にこれほど「助かる!」と思う点は、ないかもしれません。
例えば、子供が急な病気で、病院に連れてゆく必要が生じた時。
休みの取得方法が、全日か半日かの選択肢だけなら、半休を取得するしかありません。
が、これでは、あっという間に有給休暇がなくなり、長期休暇を家族と過ごすことができなくなってしまいます。
しかし、もし30分時間単位で休みを取ることができれば、そのリスクはグッと減らすことができるでしょう。
さらに言えば、フレックスタイム制度などによって、急な遅刻が有給休暇の数にまったく影響しなければ、理想的です。
仕事は待ってはくれませんから、遅れはどこかで(自分の時間を投下するなどして)取り戻すことになるのです。
出社が遅れてもアウトプットに影響がないのですから、有給休暇にも影響ない、という方がフェアではないかと思うのです。
また働く場所についても、例えば、自宅勤務が可能となれば、
・通勤時間を子供と過ごす時間に使えたり、
・あるいは、さらに仕事をする時間に充当することができます。
対面での打ち合わせも大切ですから、完全自宅勤務は難しいとしても、週に数回ほど自宅勤務ができるだけで、充実感と働きやすさは飛躍的に向上します。
長時間労働に依らない、成果に応じた報酬体系、そして働き方の柔軟性。
これは女性だけに限った話ではなく、男性にも有益な仕組みであるはずです。
※もしよろしければ、感想など、お気軽にお寄せいただけると嬉しいです↓
0 件のコメント:
コメントを投稿