2012年8月2日木曜日

男性も女性も働きやすい環境

「仕事と育児のしやすい職場」とは、どのようなものでしょうか?

考えていて、大きく2つのポイントがあることに気づきました。

ひとつは、「成果に応じた報酬体系」。
もうひとつは、「働き方の柔軟性」です。

■「成果に応じた報酬体系」

「長時間オフィスで頑張っている」から給与をその分たくさん支払うのではなく、労働時間に関係なく、行った仕事の「成果」にフォーカスして評価し、給与を決める、という方法です。

「成果主義」と言うと、

・自分のことだけをする
・部下や後輩への指導がおろそかになる

というネガティブな印象もあるかもしれませんが、「成果」の中に

・チームワーク
・部下や後輩への指導

という項目も盛り込んでおけば、スタンドプレーヤーだけが評価されるというリスクは回避できます。

ポイントは、
・朝から夜遅くまで頑張ってるから
評価するのではなく、

・会社にいる時間が短時間であっても
会社に貢献する「成果」を出している人をきちんと見て、評価することなのです。

■もうひとつが「働き方の柔軟性」です。

ここでいう「柔軟性」には、

・時間休、半休、全休など休みの取りやすさ
・働く場所

の2種類があります。

休みをどのくらい小刻みに取得できるかは、社の規定によるところが大きいでしょうが、いざという時にこれほど「助かる!」と思う点は、ないかもしれません。

例えば、子供が急な病気で、病院に連れてゆく必要が生じた時。

休みの取得方法が、全日か半日かの選択肢だけなら、半休を取得するしかありません。

が、これでは、あっという間に有給休暇がなくなり、長期休暇を家族と過ごすことができなくなってしまいます。

しかし、もし30分時間単位で休みを取ることができれば、そのリスクはグッと減らすことができるでしょう。

さらに言えば、フレックスタイム制度などによって、急な遅刻が有給休暇の数にまったく影響しなければ、理想的です。

仕事は待ってはくれませんから、遅れはどこかで(自分の時間を投下するなどして)取り戻すことになるのです。

出社が遅れてもアウトプットに影響がないのですから、有給休暇にも影響ない、という方がフェアではないかと思うのです。

また働く場所についても、例えば、自宅勤務が可能となれば、

・通勤時間を子供と過ごす時間に使えたり、
・あるいは、さらに仕事をする時間に充当することができます。

対面での打ち合わせも大切ですから、完全自宅勤務は難しいとしても、週に数回ほど自宅勤務ができるだけで、充実感と働きやすさは飛躍的に向上します。

長時間労働に依らない、成果に応じた報酬体系、そして働き方の柔軟性。

これは女性だけに限った話ではなく、男性にも有益な仕組みであるはずです。


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