2015年7月10日金曜日

最後は「胆力」

先日ひさびさに「24時間連続で起きている」という状態を体験しました。

筆者は基本的に、きちんと寝ないとダメなタイプ。
寝不足になると、頭の回転も判断力も鈍くなって、どんどん生産性も落ちてしまうので、どんなに忙しくても最低6時間は睡眠時間を確保するようにしています(できれば8時間は欲しいところですが)。

ですから、「24時間起きっぱなし」は異例中の異例。本当に珍しいことなんです。

にもかかわらず、どうしてそんな措置を取ったかというと、それはもう、「仕事が間に合わなかった」から。

厳密に言うと、「子供といつもと同じように接してから仕事を片づけるのでは、時間が足りない。子供との時間は削れないので、やむなく睡眠時間を削った。睡眠時間を削ると、コンディションが悪くなることは覚悟の上で、それでも間に合わせなくてはならない仕事があったから」なんです。


とてもよく聞かれる質問に、「どうしたら仕事と育児の両立ができますか?」「うまくやっていくコツはなんですか?」というものがあります。

これに対して私はいつも、「仕事と育児の両立は時間との闘い。だから、生産性を上げるためのコツや周囲の理解を得る方法、子供と充実した時間を過ごすためのコツ、のようなものはある。でも究極的には『やる』と決めて、ハラを括ってやり遂げることができるか」という趣旨のことをお話ししています。

この「ハラを括ってやり遂げる」というのが、まさに今回のような事態なのです。

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人生とは不思議なもので、重なる時にはいろいろなことが重なりますし、「こんな時に限って!」と言いたくなることも、たくさんあります。

・自分が任されている重要な仕事がピークを迎えている中で、

・自分も立ち会わなくてはならない、子供の進学にかかわる大事な予定が発生し、

・しかも兄弟で重なったため複数人分で、

・さらには、恒例の祖父母や両親が体調を崩し…

なんてことも、起きるわけです。

(上記はあくまで一例で、私自身がそういう状況に陥ったわけではありませんので、ご心配なさらないでくださいね)

こんな状況になった時に、それでも子供や家庭があることを言い訳にせずに、任された仕事を最後までキッチリやり遂げることができるか。子供との時間を削らずにいられるか。眠くて投げ出したくなっても、克己心をもって責務を果たせるか。

「最後は『胆力』」。

これが、仕事と育児を両立させるための究極的なコツ、なのです。

*いつも応援ありがとうございます!

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