子供が3歳頃までは、食べる、寝るなどの生存欲求を満たしたり、排泄や着替えなど基本的生活の介助がメインとなります。
が、4~5歳ごろになると、少しずつ変化が起きます。
★「やるべきこと」、「してはいけないこと」を理解させたい
このくらいの年齢になると、身の回りのことをひととおり自分でできるようになります。また自我が芽生える年頃でもありますので、育児の中心ポイントは、社会生活を営む上でのルールや善悪判断、あるいはマナーなどを教えるといったコミュニケーションが中心になってきます。
例えば、「帰宅後は手洗いうがいをする」という、「しなくてはならないこと」はキチンとしつける必要があります。
「病院で走り回る」というような、「してはいけないこと」をしたときには、キチンと止めさせなくてはなりません。
特にワーキングマザーにとっては、「やっぱり母親が仕事をしていると、しつけが行き届かないから…」と言われるような事態は避けたい、という気持ちも働くでしょう。
ゆえに、ついつい指導が熱心になり過ぎ、さらには仕事モードがのこったままで、うっかり理詰めで子供を追い詰めてしまう…ということも、あるのではないでしょうか?
★ガミガミ言わずに、「淡々と注意する」
いくらキチンとしつけたいからとはいえ、顔をあわせるたびにガミガミ怒っていては、親も子供も辛いだけ。限りある時間は、楽しく仲良く過ごしたいものですよね。
「限られた時間で」「効果的に」子供を「叱る」ための基本的な姿勢は、「怒る」ではなく「注意する」「指導する」こと。
そして、「なぜ、しなくてはならないのか」「なぜ、してはいけないのか」を愛情をもって、冷静に諭すこと。
つまり、「愛情をもって叱っているのだ」ことを、いかに伝えるか、がキモとなります。
★子供の叱り方にもコツがある
職場におけるコミュニケーション、あるいは「伝え方」にコツがあるように、子供の「叱り方」にもコツがあります。
そして「子供」も、自分の血を引く、最も自分に近い他人である以上、もちろん伝え方にはコツがあります。
親の言うことなんて基本聞かない子供でも、つい話を聞いてしまう6つコツがこちらです。
子供を叱る6つのコツ
1. 子供を叱るときは、子供と同じ目線の高さで叱る
2. 子供を叱るときは、手をつなぎながら叱る
3. 子供を叱るときは、頭ごなしに「ダメ!」と否定せずに理由を説明しながら叱る
4. 子供を叱るときは、「あなたが大切だから注意するのだ」というメッセージを込めながら叱る
5. 子供を叱るときは、「あなたなら、できるよね」という信頼をみせながら叱る
6.子供を叱るときは、あくまで、穏やかに、優しく叱る
もちろん、親子の関係性が唯一無二のものである以上、「上手な叱り方」にも絶対解は存在しないと思います。自分の子供に響く、自分なりの叱り方を見つけてくださいね。
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