かく言う私も、人前で話をすることが決して好きなわけではありません。マーケティングという職種についているので、人前に立ったり、話をすることが多いのですが、基本的に目立つことが好きではありません。
ですから、プレゼンや、ミーティングのファシリテーターなどのお役目が回ってくると、気が重くなって、「やだなー」とか「めんどくさいなー」という気持ちでいっぱいになります。
が、はたから見ると、まったくそうは見えないらしく、それなりにソツなく話をするようなので、「人前で話すのが苦手なんです」というと、「『苦手』という言葉の意味、分かってる?」という視線を頂戴するのが常だったりいたします。
「できること」と「好きなこと」は同じじゃない
で、気づいたのが、「できること」が必ずしも「好きなこと」というわけではないんだな、ということ。
私は人前で話すのは「好き」ではありません。でもそれが「できる」。「できる」能力があるなら、好きか嫌いかは別として、生かさなくては、もったいないですよね。
本当は「好き」と「できること」と「やりたいこと」が一致していれば、理想的なのでしょうけど。
どうすれば「できること」が見つかる?
これはもう、「食わず嫌いをしないで、なんでもチャレンジする」に限ります。特に若いうちは、どんな話でも、気の進まない仕事でも、とりあえず受けてみる。
すると、自分でも思ってもいなかったような「できること」が見つかったりします。
私も初めて人前に立って話をしたときは、「うわー、失敗ばっかりだわ。もう二度としたくないわ」と思ったのですが、周囲からは「上手だったよ」というフィードバックをもらいました。もちろん、半分くらいはお世辞であることは承知していますけど。
そうすると、次からも「できること」にお声がかかるようになります。人並みだったり、あまり上手じゃないことは、まぁ、二度目のチャンスは巡ってこないでしょう。
そうやっているうちに、だんだん「自分ができること」「人より上手なこと」「価値を発揮できること」だけが自然淘汰されて残るようになります。
好きなことより、できることから。できることを見つけるには、食わず嫌いが一番です。
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